An Account of My Hut

個人的な備忘録。たぶん誰にも見つかることはないでしょう。

星見でのやらかし案件

今回のやらかし

星見に行った際のやらかしについてです。これまで色々とやらかし案件はありましたが、先日の星見では色々とやらかしたので反省も込めて記しておこうと思います。

今回のあらまし

先日、この時期には珍しく晴れ間がありましたので星見に行きました。その日は遅い時間の出発で準備にかける時間がほとんどなく、急ぎで現地に向かいました。高速道路降りてからの道中にコンビニがあるだろうと高をくくっていたらありませんでした。この時点で夜食の確保失敗しています。1つ目のやらかし案件です。 今の時期は夜が短いから大丈夫と自分に言い聞かせ、現地に着いて快晴に喜び、せせくさと機材の準備を始めます。三脚を立てて、赤道儀をのっけて、よし鏡筒を乗っけるぞ、となった段階で気づきます。

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鏡筒バンドがない。。。

自分の目を疑いましたが、鏡筒バンドがついていないのです。 いやいやいやご冗談を、と思い一度鏡筒をしまってもう一度取り出してみてもないのです。鏡筒バンドが。。。 星見に行くたびに何かしらのパーツを忘れることは多々あるのですが、鏡筒バンドがなくなるのは初めての経験でした。以前鏡筒自体を忘れるやらかしもしているのでやらかし度は同レベルでしたが、目の前にブツがあるのに撮影できないという状況はなかなか精神的にくるものがありました(帰ってから家を探しましたが見つからず焦りましたが、色々思い出して見つかったのはまた別の話)。2つ目のやらかし案件です。

一応持ってきていた予備の機材を出して撮影もしましたがこちらはカメラの電池が一時間程でなくなりました。マウントを統一していないことによる片方の機種の充電忘れを以前から恐れていましたが、このタイミングで問題になるとは。。。3つ目のやらかし案件です。

とにかく今回は絶妙に機材が使えない状況でした。カメラの電池もポータブル電源もあるのに充電器を忘れている、いつもなら使わない筒を持ってくるのに今回は持ってきていない、撮影しながら眼視をするための三脚を忘れている、等々。。。急いで準備したので今回はまぁいいかという妥協が重なった結果、懸念していた問題点がまとめて浮上してきたということですね。急いでいる際に持っていくものは事前に決めておく、機材に冗長性を持たせておくことを努努忘れるなということで。

ということで

ということで急遽知人からお借りしている双眼鏡での眼視のみ楽しむことにしました。自分の天文歴は浅く、星見に出た際に機材は撮影に回してしまうことがほとんどでしたので、ある程度暗い空で眼視をした経験は実はあまりありません。天の川中心方向を流し見したり、星図と照らし合わせながら星雲星団を追ったり、じっくりと観察したりという行為は新鮮で非常に楽しいものでした(普段でしたら追尾状況やピントの確認と色々と忙しいですから、何も気にせず星見できるのは珍しいのです)。同じ天体でも空の状態が違うだけで違った顔を見せてくれるのも楽しみの一つですね。来年こそはメシエマラソンをやろうと意気込んで場所や見え方を確認しつつこれで一晩楽しめるな、なんて思っていたらあるタイミングで双眼鏡の見え味が悪くなります。対物レンズを確認すると見事に結露していました。逆に思いっきり結露していてもぼんやりとM8は見えていたことに驚きました。望遠鏡の結露対策というとフードを付けたりレンズヒーターを巻いたりとありますが、双眼鏡の結露対策ってあまり聞かない気がします。双眼鏡にヒーターつけるとなると二ついりますしモバイルバッテリーまで持つと重いですよね。ということで双眼鏡も結露してしまうので星見は終了。一応4つ目のやらかし案件扱い。

いつもなら一息ついて夜食を食べたり温かい飲み物を飲むのですが、今回は夜食の確保に失敗していることを思い出し再びダメージを食らいます。下はジーパン、上はヒートテックにウルトラライトダウンという(天文的には)軽装備で来ていたのですが、その日は気温は6℃で微風。冬の装備で来るべきでした。5つ目のやらかし案件です。

まとめ

夜食確保失敗、機材パーツ忘れ、充電忘れ、結露、服装。 今回の星見は兎にも角にも自分の準備不足のなせる業でした。また一つ強くなれたということで。